3月9日(土)、今月も元気よく実演会を開催できました。当日の朝、長野県はエリアによってはかなり雪が降っていたようですが会社に着くとそれほどでもなく、日中は実演会日和の良い天気になり良かったです。
簡単に実演会の様子をブログにしたいと思います。
郷土料理に挑戦① 「にらせんべい」
題名にも書きましたが今回のふるまい料理は「すいとん」と「にらせんべい」にしました。準備会議で「せっかくなら郷土料理をもっと試してみたい!」とのメンテスタッフOさんの提案がきっかけです。
ネットでざっと調べてみると「すいとん」が郷土料理の地域は何ヶ所かあるようです(長野県もそのひとつ)。が、「にらせんべい」はザ・信州。生粋のオリジナルソウルフードのようでした(間違っていたらすいません)。
「にらせんべい」、みなさんはご存知でしょうか?
私は茨城県出身で、長野県に移住するまでは知らない食べ物でした。
ぱっと見は韓国のチヂミに似ていますが、味の方向性はだいぶ違います。具はシンプルにニラのみ。生地には味噌が練り込んであって甘みがあり素朴な味わいで、ご飯というよりおやつで食べる感覚です。家庭料理なのでなかなかお店では出会えない一品ではないかと思います。ちょっと珍しいので今後の実演会でも定番料理にするとお客さんに喜んでいただけそうだと思いました。
郷土料理に挑戦② 「すいとん」
天気は良かったのですが気温が低かったので温かい汁物も用意して大正解でした。お客さんから「すいとんなんて珍しいねー」とコメントをいただき、昔(戦後)のすいとん話で盛り上がる一コマもあって楽しかったです。
このメニューを考えたスタッフのOさん宅では、お子さんに人気のメニューなので良く作るそうです。確かに、もちもちの小麦粉団子(これがすいとん?)は子供が大好きだと思います。
野菜と豚肉もたっぷり入った「すいとん」は大満足のお昼ごはんとしても大合格でした(スタッフのYさんが7杯も食べたことはしっかりと実演会の報告書に記録しようと思います)。
下の写真は下ごしらえ中の風景です。ショールームのストーブで豚肉を炒めるシーンは珍しく、思わず写真をとってしまいました。
完成したすいとんはこちら↓。具だくさん!
来月に向けて実験 「蒸しパン」
今回は、先日購入したセイロの使い道を模索する実験も行いました。セイロでパンを温めると美味しいと聞いたのでそれを試してみたのです(セイロについて過去のブログ)。
市販の米パン、蒸しパン、フランスパンなどを3~5分くらいセイロで温めるだけなのですが、想像以上にモチモチ食感になりびっくりしました。来月以降の実演会に向けて良いレシピ案ができたと思います。
特に驚いたのは蒸しパンが見るからにフワフワに膨らむこととフランスパンの食感です。水蒸気で温めるともっと水っぽくなりそうなイメージがあったのですが、良い意味で予想を裏切られました。驚きの結果に、試食をしながらスタッフみんなで実演会の対応以上に盛り上がってしまいました。
その様子も写真を撮れれば良かったのですが、真剣に試食に集中していて忘れてしまいました。残念です…
最後に
実演会の記録のつもりでブログを書いたのですが、料理の話ばっかりになってしまいました。それだけ薪ストーブと料理は相性が良くて、料理があるとイベントが彩(いろどり)豊かになるということだと思います。
料理中に同僚のいつもとは違う一面を見ることもできますし、同じものを食べながらの話は盛り上がるので普段あまり話す機会の無いスタッフさん同士のコミュニケーションの場にもなっていると思います。
そして今回もたくさんのお客さんにもお越しいただきました。遠方からのお客さんもたくさんいらっしゃいました。山形県から家族でお越しのお客さんは、驚くことにモキ製作所が第一目的地で善光寺が二番目とのこと。善光寺に念願の初勝利、大金星でした 笑。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
下の写真は朝礼の様子です。ご予約のお客様や料理の段取りを念入りに確認中です。
準備前の風景。山にはうっすら雪がありますが、晴れて気持ちのいい朝でした。