RPAの研修がスタート プログラムやパソコンスキル以外の学びも実感

新しい会社の取り組みで、RPAの研修が始まりました。私はパソコンが好きなので前からちょっと興味があったテーマです。私もかろうじて研修メンバーに選考してもらうことができたので一生懸命勉強中です。

RPAとは

RPAはRobotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略語で、パソコン作業をロボットで自動化するソフトです。今回の研修ではMicrosoftのRPAツール「Power Automate for Desktop」を使ってRPAをゼロから学んでいます。

このツールで指示(プログラム)を作っておけば、その指示通りの作業をパソコンが自動で行ってくれます。例えば、「あっちのExcelデータの一部をこっちのExcelを開いて○◯シートに転記して保存する」みたいな作業が自動化できます。いつでもミスなく同じ作業ができる点が人間では真似できない強みです。作業量が多い時など強力な助っ人だと思います。

「Power Automate for Desktop」は無料で使えますし(多機能を求めると有料ですが)、作業はパズルのような感覚で簡単に進められます。研修を受ける前は難しいものをイメージしていたのですが、この事実を教えてもらっただけでぐっとハードルが下がり取り組みやすくなった感じがしました。最初は下の写真のようなプログラミングをするイメージでしたが実際は全然違いました。

なぜRPA研修が始まったのか

そもそもこのRPA研修を受けるきっかけは、事務作業の効率化を検討からでした。最近、モキ製作所では工数管理や作業の効率化も頑張って進めています(関連ブログ:時間管理プロジェクト)。

最初は伝票入力や送り状の作成などを自動化するためにシステムの導入を検討し色々探していたのですが、そんな検討過程で出会ったのが今回の研修の講師、株式会社Office STOKの松尾先生です。

RPAで作ったシステムを提案してくれる企業さんはたくさんあったのですが、「システムを買うんじゃなくて、そもそものRPAのリテラシーや知識を社内に育成しては?」的な松尾先生独自の提案はインパクトが大きかったです。言われてみれば、これまでにも導入したシステムがうまく使いこなせずに風化してしまう経験がありました。その根本的な解決方法のように感じはっとしました。

そして、せっかく知識を学ぶのであれば色々な部署や役割のメンバーで多様性を持って挑戦したいと考え、色々な部署部門のメンバー5名(経営層1名、事務1名、設計の卵1名、製造1名、私)で研修に臨めていることもGOODかと思います。

そんなこんなで全5回、合計約10時間、1ヶ月の短期集中研修の真っ只中です。とても濃い1ヶ月です。

研修が始まってみて

RPAとはどこにどんな指示を出せばいいのかも全く分からない状態からのスタートだったのですが、先生のレクチャーがとても丁寧でゆっくり進めてくれるので今のところ問題なくついて行けてると思います。

Power Aotomate for Desktopは視覚的な操作ができるので想像以上に敷居が低く感じます(下の画像が実際のツールの画面です)。これが無料で使えるのはすごいと思います。

また、狙い通りにプログラムが動いてくれるととても気持ちが良く楽しいです。

それに加えて授業で色々教えてもらっているうちに、RPAの操作を学ぶことも大事ですがもっと俯瞰的に仕事に対する考え方や心構えを軌道修正することも重要だと感じました。

例えば、これまではプログラミングやITツールと聞いただけで専門職に任せるものと思い込みがちでしたが実際は違うと感じました。RPAを理解していないと対象の作業を絶対に全部自動化すべきと考えがちですが、実際はタスクを細分化して部分的に自動化を始めたほうが良い場合も多いです。このような考え方はパソコン作業に限らず仕事全体に転用できる考え方だと思います。

こういった気付きが得られただけでも価値の高い研修だと改めて感じました。RPAやプログラムの知識習得にとどまらず、仕事や考え方のリスキリングにもなっていると思います。

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