モキ製作所は10月が期初です。現在は折り返し地点。
ちょうどゴールデンウィークの真っただ中ということもあり、気が緩みやすい時期でもあります。
このタイミングで、目標設定の基本である「SMART目標」について、改めて意識を向けたいと思います。
SMART目標とは
SMART目標とは、目標が適切かどうかをチェックするためのフレームワークです。
それぞれの頭文字には次の意味があります。
- Specific(具体的な)
- Measurable(測定可能な)
- Achievable(達成可能な)
- Relevant(関連性がある)
- Time-bound(期限がある)
おそらく、目標設定において最も有名なフレームワークでしょう。
私自身も普段から意識しているつもりですが、大事な場面でうっかり忘れ、ハッとすることもあります。
また、部下に抜き打ちで尋ねると、意外と覚えていないケースも散見されます。
忘れてしまったことをネガティブに捉える必要はありません。
むしろ、より強く覚え直すチャンスだと前向きに考えたいと思います。
SMART目標は、何度繰り返してもよいくらい重要な考え方です。
思い出したこの機会に、改めて整理しておきます。
どんなときに使うべきか
SMART目標は、年単位での目標管理ではもちろん力を発揮します。
例えば、
- 事業年度に合わせた組織目標
- 進学・就職などライフイベントのタイミング
- 〇〇までに資格取得を目指す
- 年内に海外旅行に行く
- 毎日筋トレをする(=日々の測定ができる)
このように、1年スパンの目標は大きなイベントなのでSMARTを意識している方は多いのではないでしょうか。
一方で、短期・突発的なタスクでは忘れがちだと思います。
例えば、
- 月1回の営業ミーティングで発表する翌月の行動予定
- 顧客や上司から急に依頼された仕事
こういった短いスパン、突発的な場面こそ、SMART目標を意識できると強いと思います。
特に打ち合わせの場では、次回までの宿題が曖昧なまま終わることがよくあります。
打ち合わせ終了前に、「具体的か?」「期限はいつか?」を確認できるかどうかで、
その後の仕事の進み方が大きく変わります。
社内タスクにおいては、特にこの傾向が強く出ます。
馴れ合いで「まあ、また今度で」や「依頼が〇〇さん(上司)からだから…」という雰囲気になりやすいため、より注意が必要です。
どれくらいSMARTにすべきか
もちろん、すべての目標が完璧にSMARTを満たせるわけではありません。
無理に当てはめようとすると、かえって目標の水準を下げてしまうリスクもあります。
大切なのは、SMARTを意識しながらも、前進することです。
仮に満たせていない部分があったとしても、どこが欠けているかを把握しておくだけで、
自然と軌道修正がしやすくなります。目標の達成確率も上がるはずです。
例えば、
- 達成可能性は未知数だが、期限だけは短く区切っておく
- 達成率を高めるため、敢えてターゲット設定をやや幅広にする
こうした柔軟な運用も現実的です。
また、「この目標、ちょっと曖昧だな」と気付いた時点で、
一度立ち止まってSMARTな言い換えができないか考えることも有効です。
よく考えればSMARTにできるケースは多いと思います。
ただし、考えすぎて行動が止まってしまうのは本末転倒です。
SMARTにすること自体が目的にならないよう、注意したいです。
まとめ
モキ製作所では、これから期末に向けて一層ギアアップ。
5月末から大きな展示会への参加が続きます。
今のタイミングで一度、自分自身の目標をSMARTの視点で見直してみたいと思います。
- 具体的か?
- 測定できるか?
- 達成可能か?
- 会社や自分の方向性と関連しているか?
- 期限は明確か?
一つひとつ、確かめるだけでも意識は変わりそうです。
ゴールデンウィーク明け、良いスタートを切れるよう、準備を整えたいと思います。