春は、少し立ち止まって「自分の立ち位置」を考える

3月から4月にかけては、やっぱり特別な季節です。
卒業や進学、新しい生活のスタート。周りの環境が一気に動くタイミングでもあります。
我が家でも子どもが新しい環境へ。

町の空気もどこか落ち着かない感じがします。
出勤中の風景も変わりますよね。
その変化に触れているうちに、自分自身のことを考える時間も自然と増えました。

ちょうど会社は事業期間の折り返し。

外も内も区切りが重なって、少しだけ背筋が伸びるような感覚です。

「責任」という言葉の解像度が上がった

子どもの中学校の担任の先生が、最後の学級通信でこんなことを書いていました。

責任とは、何かが起こったときに逃げずに誠実に対処すること。
そして大人になるための第一歩は、「責任は自分で」です。

シンプルですが、ぐっときました。

”責任”

普段から使っている言葉ですが、
その意味を理解して使っていたかというと怪しいところでした。
”逃げずに誠実に対処する”というところがとても腑に落ちました。

先生はさらに、

失敗しないように、と頑張ることではありません

とも書いてありました。
ここもとても大事だと思います。
どうしても結果ばかり見がちですよね。

カバンの奥底から発見した学級通信

技術の前にあるもの

進学先の学校でも、印象に残る言葉がありました。

学校の教育理念は、

優れた技術者は、優れた人間でなければならない

さらに校長先生の式辞では、

人の気持ちが考えられないと、良いモノは絶対に作れない

と話されていました。

これは、ものづくりに関わる人間として素直に響きました。
そして同時に、モノとは製品だけの話ではないとも思います。
サービスでも提案でも広告でも本質は同じ。
相手のことを想像できるかどうかで、価値は大きく変わる。

どちらも本来は子どもに向けた言葉なのに、自分のほうが試されている感覚でした。

きっと本人には、まだピンと来ていないと思います。
自分もそうでした。
だからこそ、こうして書き残しておくことにしました。
いつかどこかで思い出してくれれば、それで十分です。
今は分からなくていいと思います。

社内の声から見えたもの

ちょうどこのタイミングで、会社の採用サイトがリニューアルされました。
先輩社員の声が多く掲載されているのですが、これが思っていた以上に面白い。
身近な人の話だからこそ情景が浮かぶものもあれば、意外な発見もある。
それぞれが何を見て、どこに責任を感じているのか。
少しだけですが、その輪郭が見えた気がしました。

採用ページ。先輩社員の声

年齢とともに変わる視点

こういう節目に触れると、以前よりも感情が動きやすくなった気がします。
少し涙もろくなったし、「中年だな」と思う瞬間も増えました(笑)

ただ、悪いことばかりでもありません。
以前よりも素直に刺激を受けるようにもなりました。

色々な話を聞く中で、
やっぱり挑戦する力や競争する力は大事だと思います。

そして、自分の立ち位置は確実に変わってきています。
前に出るだけでなく、誰かの挑戦を支える場面が増えた気がします。

それはそれで、大事な役割だと思います。

ただ——
少子化や人生100年時代なんて言われる中で、
まだまだという気持ちも強くあります。
支えているだけでは後退してしまいそうで危機感もあります。

だから、前に出ることもやめない。
支えることと、挑戦すること。どちらにも責任を持てるようになりたいと改めて感じました。

春は少し立ち止まって考える絶好のタイミングだと思います。

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