2月5日、山梨県甲府市で開催された「4パーミル・イニシアチブ全国サミット」に参加しました。規模が大きく内容の濃いイベントでとても刺激を受けました。今回はこのサミット参加についてブログ記事にします。
4パーミル・イニシアチブは温暖化対策の取り組み
このイベントは山梨県が主催です。山梨県は「4パーミル・イニシアチブ」にいち早く取り組み始めた行政です。「4パーミル・イニシアチブ」の詳しい説明は(私には難しいので)山梨県のHPにお任せしますが、めちゃくちゃ簡単に言うと「炭を少しずつでも土壌に残し続ければ温室効果ガスを減らせるぞ!だからみんなでコツコツとやってみよう!」ということかと思います。
そしてこの「少しずつ」が4パーミルです。
パーミル(記号だと「‰」)はパーセントの10分の1なので、4‰は0.4%です。一見とても小さな数字に感じますが、小さくてもみんなで続けることで大事な効果を狙う活動かと思います(登壇された先生が「小さな行動の積み重ねが大きな効果に繋がる」と仰ったとき、なるほど!と思いました。)。
どんなイベントだったのか?
サミットは山梨県甲府市で開催されました。事前に行政の方や大学の先生、農業従事者など大勢の方が参加されるとは聞いていましたが、会場に着くと予想以上の規模にビックリしました。又聞きの情報ですが300人近い方が集まり、会場の都合で参加できなかった参加希望の方もいらっしゃったみたいです。
「4パーミル・イニシアチブ」というワードはまだ一般的には聞き慣れないと思うのですが、関係者の間では注目度の高いテーマであることを改めて肌で感じることができました。
下の写真は会場の様子です。なんとパネルディスカッションは2フロア、3ホールを贅沢に利用。メインの会場は有名人の結婚式会場のような広さと豪華さでした(出席したことはありません。イメージです。)
サミットの前半は3つのテーマに分かれてパネルディスカッションが行われ、その後講演会・報告会とセレモニーが行われました。セレモニーには山梨県知事の長崎さんも登壇され、サミット宣言を読み上げられました。山梨県の気合いが伝わる熱いセレモニーでした。
なぜモキ製作所がそのサミットに?
ここまで読まれて、「なんでモキ製作所がこのサミットと関係あるの?」と不思議に感じた方もいらっしゃると思います。その秘密は「炭」というキーワードと「無煙炭化器」というモキ製作所の商品にあります。
上述の通り、「4パーミル・イニシアチブ」を進めるためには炭が大事です。炭を効率良く作る必要があります。そして山梨県は果樹王国なので、剪定のシーズンにはモモやブドウなどの果樹の剪定した枝がたくさん排出されます。この枝をただ燃やして処分するのではなく炭にするための道具として「無煙炭化器」に目をつけていただいたことが始まりです。
パネルディスカッションではこの「炭化器」というワードが何度も登場していて嬉しく思いました。話の中で商品の詳しい説明が無くてもこのワードだけで参加者の多くの方に「無煙炭化器」の独特の形状をイメージしていただけていたみたいです。4パーミル・イニシアチブの盛り上がりと共に無煙炭化器の認知度も上がっている感覚はありましたが、予想以上の浸透度合いに驚きました。
また、会場の一角には炭化器の説明コーナーを設置させていただいたのですが、たくさんの方に集まっていただきご挨拶と意見交換ができました。山梨県の熱い気持ちと行動に負けないように私達も頑張らなければ!と身が引き締まりました。
まとめ
このサミットは2月5日、6日の2日間で開催の予定だったのですが、大雪の影響で残念ながら2日目の予定は中止になってしまいました。現場視察や無煙炭化器の実演も予定されていたのでとても残念ですが、この悪天候も含め強く記憶に残るイベントになったと思います(「あぁ、あの大雪の時ねー」みたいな思い出話になりそうです 笑)。