仕事でもプライベートでも、考えや案が行き詰まることは良くあります。
そんなときに私はオズボーンのチェックリストというフレームワークを思い出すようにしています。
一見シンプルですが、これを使うと不思議なほど突破口が見つかることがあります。
今日は、自分の備忘録も兼ねて、この視点をまとめておこうと思います。
チェック項目は9つ。たった9つですが、されど9つ。9方向からスムーズにアプローチできるのはとても便利だと思います。
9つのチェック項目
転用:他の使い道はないか?
応用:他から借りられないか?
変更:変えるとどうなる?
拡大:大きくするとどうだろう?
縮小:小さくするとどうだろう?
代用:代わりはないか?
置換:置き換えるとどうなる?
逆転:逆さにするとどうだろう?
結合:組み合わせるとどうだろう?
これらを順番に当てはめて考えるだけで、思考のヌケモレを防げます。
特に、行き詰まったときに眺めると「そうか、この方向からも考えられるな」と道が開けることが多いです。
実際に役立った瞬間
拡大:商談で「機械をここに置きたい」という要望があったが条件的に難しい。そこで設置エリア全体を大きく俯瞰して考えたら、別の良案にたどり着けた。
応用:広報物のデザインがどうにもまとまらない。過去の他案件のレイアウトを拝借したら、一気に完成まで進んだ。
変更:移動中に事故渋滞。通常ルートでは間に合わない。大きく遠回りだけど有料道路を使ったら、予定通り到着できた。
結合:案をリストアップ中。案が多すぎて整理不能。似た案を思い切ってくっつけたら、他の案も整理できた。
置換:会議中。反対意見をどう切り出すか迷う。相手の立場に置き換えて考えたら、スムーズに伝えられる言い方が見つかった。
使う場面を仕事だけに限定していないか?
私自身、このチェックリストをどうしても仕事メインでしか使わない傾向があります。
でも本来は、旅行の計画や家事の工夫、趣味のアイデア、人間関係の整理など、日常のあらゆる場面に応用できるはず。
仕事の枠に閉じ込めてしまうのはもったいない——そう思い、今回はブログに書き残しておくことにしました。
まとめ
オズボーンのチェックリストは、9つの視点で発想を広げる思考法。
シンプルだけど、アイデアの行き詰まりを打破する力がある。
仕事だけでなく、プライベートでも大いに役立つ。
これからも「うーん…どうしよう」と詰まったときは、この9つの質問を頭の中で回してみようと思います。