薪ストーブで作るセイロ料理は手軽でオススメ!

モキ製作所では毎月第2土曜日に薪ストーブや無煙炭化器のデモンストレーションが見れる実演会を行っています。そして、その実演会では薪ストーブでちょっとした料理を振る舞います。この度、料理道具としてセイロを購入してみたのですが、これがなかなか手軽で優秀だったので今回のブログでご紹介します。

セイロを導入した経緯

上述した第2土曜日の実演会は毎回多くのお客さんに来場いただく人気の定番イベントです。以前から焼き芋やおやき(長野名物)やピザなどを振る舞っていたのですが、いつも同じメニューだと飽きてしまうのでバリエーションを増やしたいと思っていました。

また最近は週休2日制を導入するために実演会の対応スタッフを全員出社から当番制に変えました(働き方改革です)。そうすると、どうしてもスタッフの人数は減ってしまうので、なるべく手軽にできて失敗の少ないメニューの開発も重要なポイントになりました。

そして何よりも、お客さんが来た時に温かい料理がタイミング良く出せて、楽しい薪ストーブライフのイメージを膨らませてもらうことが大事ですよね。

直火の料理だと目を離している間に焦げてしまったり、調理に時間がかかるとお客さんを待たせてしまったり間に合わなかったりすることもあります。意外とメニュー選びは頭を悩ませます。

そんなある日、テレビでセイロ料理が特集されていて「これは!」と感じました。モキ製作所にはかまど式の薪ストーブがあります。羽釜でお湯を沸かしてその上にセイロを置くと絵になり、うまく使えそうです。

セイロを購入して実際にセットしてみるとイメージ通りでした。

初めての料理は「肉まん」と「蒸し野菜」

実演会の2週間ほど前に当番スタッフが事前準備の打合せを行います。そこで料理を何にするかも決めます。今回は新兵器「セイロ」のデビュー戦です。ワイワイと色々なアイデアを出した結果、「蒸し野菜」と「肉まん」を用意することになりました。肉まんは出来合いのものを温めるだけなので、手軽さが抜群です。野菜はカットして串で食べられるようにすることにしました。お客さんに立ち話中に食べていただくケースも多いので、持ちやすさや食べやすさも重要です。

そしてもう一つ大事なポイントがあります。準備した料理は実は当番スタッフの昼食も兼ねています(これは当番制にしたタイミングで新たに導入したルールです)。

自分たちのお腹を満たす重要な食事ですから、ボリュームなどもしっかり考えておかなくてはなりません(スタッフ用には2回りほど大きいサイズの肉まんを用意したことはここだけの秘密です)。

結果は大成功!かまどストーブライフとセイロは相性が良い

できあがった料理が下の写真です。上の段で肉まん、下の段で蒸し野菜を調理しましたが大成功!

蓋を開けた瞬間に湯気がわっと出てインパクトがあり盛り上がりました。お客さんにも喜んでいただけたようです。

写真のサイズ感の食材だと大体10~15分の加熱でちょうど食べ頃でした。お客さんが到着したらすぐに加熱を始めると、出来上がって振る舞うタイミングもバッチリでした。調理時間が短い点も高評価です。今回の実演会は雪模様でとても寒かったので温かい料理がスムーズに出せて良かったです。

念のために蒸し野菜用にドレッシングも用意したのですが、塩味や素材の味のみでも十分に美味しかったです。素材の味がうまく引き出せると感じました。

実際にセイロを使ってみると、食材をカットして並べて加熱するだけで、雰囲気の良い美味しい料理ができました。セイロは実演会用の道具としてだけではなく、かまど式薪ストーブライフとの相性が良さそうです。日常の便利な道具になると感じました。

おわりに

今回使ったストーブやセイロなど仕様のメモを簡単に残したいと思います。

  • 薪ストーブはモキ製作所のMD70KCです。かまど式で羽釜も付属されています。下の写真の真ん中の1台です(セイロが載っているストーブ)。
  • セイロは竹製、直径28cm(外径)、2段のものを購入しました。MD70KCに付属される2.3升羽釜にうまく載るようにサイズを選びました。中に敷く「こびりつき防止シート」までセットで4,000円くらいでした。
  • 蒸し野菜は、人参、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリーを用意しました。一口サイズにカットして串に刺しました。

こうしてセイロ料理への挑戦は大成功、2024年の実演会も楽しくスタートを切ることができました。今後の展示会でもセイロに限らず色々なアイデアに挑戦して、このブログでもご紹介ができればと思います。

展示会が終わる頃にはすっかり雪景色に。当番スタッフの皆さん、お疲れさまでした。足元の悪いなかご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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