今回、初めての取り組みとして、社長の発案で社内意識調査アンケートを実施しました。定期面談前に実施することで、よりリアルな声を拾いやすくなるのではという狙いもありました(過去の定期面談ブログはこちら)。(良い意味で)興味深い結果に繋がったので記憶がフレッシュなうちにブログに考えをまとめておこうと思います。
(下の画像が実際のアンケート。6つの質問のシンプルな内容です。)
良かった点
回答率
29人中24人が回答してくれ、回答率は83%。初回としては悪くない数字ではないでしょうか。関心を持ってもらえたことが嬉しいです。匿名だったのでネガティブな意見も率直に回答してくれている印象がありました。その点も良かったです。
モチベーションと業務量
80%以上の社員が「ふつう」よりもポジティブな回答をしてくれました。30名ほどの小さな組織なので業務が固定できず慌ただしい場面もあります。イレギュラーな横入り仕事も少なくないと思います。そんな日々の中でも、前向きに仕事に取り組んでいる様子が伝わってきます。
課のチームワーク
95%が「うまくいってる」と回答。これはかなりの好成績では。各課の雰囲気が良好であることが数字にも表れており、チームワークの良さが業務の円滑化につながっているのだと思います。ここ数年、課のリーダーを若手から選抜するように意識していましたが、それも良い結果に結びついた気がします。
改善点
会社全体の雰囲気
課のチームワークは良いものの、会社全体の雰囲気に関しては、ネガティブな感想が若干多めでした。ここは今後の改善ポイントとして注目したいところです。
職場環境でのストレス
ストレスを感じている人が大半でした。一概に悪いことではないとも思いますが、放置すると大きな問題につながる可能性もあります。異常に気付くことやケアの仕方に気をつけたいところです。
業務量
「ちょうど良い」と回答した人が多かったものの、市場で生き残るには競争や成長が必須。今後の市場変化を考えると、この「ちょうど良い」が本当に適切なのか、考え続けなければならないと思います。
興味深かった点
仕事のモチベーション要因について、「労働環境(勤務時間や休暇)」よりも「人間関係(一緒に働く人達)」を選んだ人が多かったのは意外でした。最近は個が重視される流れが強いですが、それも結局は良好な人間関係があってこそなのかもしれません。
また、「プライベートの充実」を選ぶ人は極端に少なく、オンオフをはっきりさせたいという傾向が見られました。普段の社内の会話や、面接などで外部の人と話していても、職場とプライベートをしっかり分ける(分けたい)空気は感じていましたが、ここまで顕著に出るとは予想外でした(もっと仕事にプライベートの充実を依存していると予想していました)。
さらに、「仕事の達成感」を選ぶ人も少数派でした。これは予想通りでしたが、時代の変化を感じます。
アンケートを実施してみて
最初は「どれだけ意味があるだろうか?」と不安でしたが、実際にはとても参考になるデータが取れました。特に、今後の注力すべき方向性を考えるヒントが得られたのは大きな収穫です。
アンケート結果は社員にも公開しました。こうしたデータの共有は、社員の意識にも良い影響が出そうです。今後も年1~2回のペースで継続していく予定です。
(実際の社内共有の抜粋。画像のものがPDFで配信されました。)
余談
今回のアンケートはGoogleフォームで実施しました。自動で集計結果が表やグラフになるので、やっぱり便利ですね。回答者もスマホやタブレットでサクサクできたと思います。こうしたツールを活用して、効率よく社内の意見を取り入れていきたいと思います。